飯豊南部 高陽山(1126.5m) 2016年10月2日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:39 駐車場−−5:55 水道施設−−6:29 水場標識−−7:16 高陽山−−7:52 水道施設 8:00−−8:09 駐車場

場所福島県耶麻郡西会津町/新潟県東蒲原郡阿賀町
年月日2016年10月2日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無あり。発達したブナ林に達するまで草籔あり。特に最初の廃林道は草籔状態で冬枯れの時期を強くお勧めする
危険個所の有無無し
山頂の展望樹林に覆われて無し。残雪期が良いようだ
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コメント南側の中ノ沢集落奥の沢沿いの狭い林道を進むと右手に登山口と駐車場あり。沢沿いの廃林道を登るが樹林帯に入るまでは酷い草籔で登山道とは思えない状態。雪がある時期か冬枯れの時期に登るべき。発達したブナ林まで登ると藪は消えて歩きやすくなるが傾斜が急で滑りやすいので注意。山頂も深いブナ林で展望は良くない。落葉して残雪で地表が高くなった季節は飯豊の展望台らしい




中ノ沢集落登山ポスト下の案内図
登山ポストのある曲がり角を左へ 細い林道の案内看板
駐車場入口の案内は草に埋もれる 駐車場
いきなりの草籔。冬枯れの時期がお勧め 砂防ダムが2つある
右岸側の廃林道はずっと草籔 左岸側に廃林道が移る
左岸側の廃林道 再び右岸へ
水道管のためのものらしい 標高490m付近の水道施設
水道施設で支流を横断 マシになるがまだ草っぽい
標高580m付近 標高590m付近で左岸へ
標高600m付近の案内。沢は左側 標高630m付近。またもや草籔
標高630m付近の栗が多数落ちている場所の熊の糞 標高630m付近。まだ草籔が現れる
標高670m付近の祠 標高720m付近。小尾根取り付き
標高720m付近の看板 左の沢へは道は見当たらない
標高720m付近から本格的な登りが始まる 標高800m付近。ブナ林に変わると草籔から解放
標高950m付近 標高1000m付近。ガスに突入
標高1060m付近 高陽山山頂
割れたパラボラが山頂標識 三角点
高陽山の360度パノラマ写真。樹林で展望なし(クリックで拡大)
下山時は水道施設前の沢で水浴び 駐車場到着


 高陽山は昨日登った鏡山と尾根続きであるが、残念ながら鏡山〜高陽山間は登山道は無く藪に覆われている。この間の距離は結構あるので無雪期に縦走するのはちときつそう。今回は気分も乗らないので登山道がある山でまったりすることにして鏡山〜高陽山間にある立石山と高森山は別の機会に登ろうと思う。残雪期がお得だろうが藪が冬枯れした時期でもいいかもしれない。

 ネットによる情報収集で登山口は山の南側の中ノ沢集落と知っていたためカーナビにセット。事前にネットで調べた登山口への車道入口には高陽山の案内と登山ポストがあった。後で気付いたが、ここにポストがあるということはここから歩くのが普通なのかもしれない。この先の道は舗装道路なのだが軽トラ専用道路と言ってよいくらいの細い道で軽自動車以外は通行不能だ。カーブもきつい。集落を抜けて突き当たりで左に曲がるところに地図付きの案内看板があり、砂防ダム下流に駐車場と登山口があるとのこと。この看板のすぐ西側の入口がそれであったが、立っている登山口の標識は草に埋もれて見えない状態。しかも駐車場の先にあるはずの登山道は草に埋もれて見えない! 昨日の鏡山と違って、この時期は予想以上に歩かれていない山らしい。明日は最初から藪漕ぎか。今夜は無人の駐車場で車中泊だ。

 翌朝、周囲が明るくなって出発。いきなりの草藪は朝露に濡れている可能性が高いので、足元はロングスパッツ、上着は濡れてもいいウィンドブレーカの出で立ち。気温は高くTシャツ半ズボンでもいいくらいだ。

 草むらに飛び込むと一応筋が付いているが、ほぼ廃道の光景だ。ここは砂防ダム建設で使った廃林道を登山道として利用しているようで、沢の右岸側を高巻きして2つの堰堤を越える。林道の東側は樹林が無く日当たりがいいので草も勢いがある。やがて道は沢を渡って左岸に移ると草は先ほどより薄くなるが道は薄いまま。ここも廃林道の雰囲気だ。再び沢を渡る個所は簡単な橋がかかっていた。この先は植林帯で草が薄くなり道は刈払いした形跡がうかがえた。

 やがて左側に上水道施設が登場。このメンテ用の道と登山道は共用らしい。かわいらしい堰堤を越えれば純粋な登山道に入るが道の程度は最初と変わらず草っぽいままだ。樹林が深くなると草が消えるがちょっとでも開けて日当たりがいい場所は草ぼうぼう状態。道も薄い。自然の栗が大量に落ちている場所では熊の糞あり。ここは登山者よりも野生動物の方が多いらしい。当然だが今回も熊避け鈴はぶら下げている。

 左のやや離れた場所に沢を見ながら微小尾根を歩いていくと左を指して水場の標識があったが踏跡は見当たらず草に覆われていた。水音からして数10秒で沢だと思うが、この様子を見ると誰も入っていないのだろう。まあ、わざわざ途中で給水が必要な規模の山ではないが。

 この標識を境に本格的な登りが始まる。まだ杉の人工林。普通は人口林の場合は下草皆無で歩きにくいのだが、なぜかここは草だらけ。でも経験から言えばブナ林地帯に変われば草が無くなると思えた。まあ、あまり標高が上がりすぎると笹が出てくるが。

 標高800m付近からブナ林に切り替わると予想的中で下草がぱったりと無くなって快適に歩けるようになった。そして道も明瞭に。でも傾斜は急で滑りやすく下りはちと気をつけないとコケそうだ。傾斜はきついが効率的に高度を稼げる。標高1000m付近からガスの中に突入、基本的に天気はいいはずだが山には雲が絡んでいるようだ。

 やがて植生は背の高いブナから細く矮小な木に変わるが道は明瞭なままで一安心。傾斜が緩んで樹林が開けた空間に出ると高陽山山頂に到着。頭上の空間は開けているが残念ながら周囲は樹林に囲まれて展望は無かった。割れたパラボラアンテナの山頂標識があったが、福島県内のどこかの山でもこんな標識を見たことがあったなぁ。

 そろそろ秋とは言え近年の10月初めはまだ暑い。それなりに汗をかいてしまったので帰りに水道施設の横の小川で水浴び。気持ちいいと感じるのだからまだまだ気温が高く、藪に突入する時期ではないなぁ。早く涼しくなって藪山に復帰したいものだ。

 廃林道の濃い草籔を突破して駐車場に到着。誰とも会わなかった。

 

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